ホストの育て営業とはどのような営業か?
ホストには本営、育て営業、色恋営業などが有名ですが、実はもっとも客側が勘違いしやすい営業方法が「育て営業」であって見抜くのが難しい営業方法です。
簡単に説明してしまうと
客の意思で少しずつお店で使うように客のマインドをコントロールしていく
具体的には色恋営業からの発展で、惚れさせて自らの意思で使わせていくように無理をさせずに営業していきます。
この期間中は無理もさせず優しく、「私のことが好きなのかも?」「私にだけ特別?」このように勘違いをしてしまいます。
育て営業初期に見られる傾向
■お店で無理に使う事を強要されない
■お店の従業員と仲良くなっていく
■休みの日に時間を使ってくれたり毎日マメな連絡が来る
■興味がありそうな言葉を言われる。タイプや一目惚れしたなど
■ホストが自腹でお金を払う、または最低料金で済ませてくれる
育て営業中期に見られる傾向
■次いつ来る?など店に来ることを前提にしたような会話が多くなる
■枕を始める
■お前にしか話せないという悩みを告白される
■夢やホストを上がった後を語り始める
■ホストが自腹で払ってくれる事が無くなり気づけば客側が自分で払うようになっている
育て営業末期に見られる傾向
■店にいつ来るか?ではなく何日に来てなどに変わる
■毎日あった連絡などが異常なまでに頻度が下がる
■LINEなどのやり取りが以前は雑談や恋人のやり取りだったものが、売り上げや売り掛け、イベントや店に来る日などの話題がほとんどになる
■家の場所を知られる、こちらは相手側の家を知らない(大体が寮などと嘘をつく)
■イベントなどを当たり前のように伝えてくる
各カテゴリに3個あてはまると育ての可能性が高く、4個あてはまるとほぼ確定と言っていい。全てあてはまる場合は育て営業というよりすでに本営と言っていいだろう。稀にお店では使わせない、外では一緒に遊ぶ、枕もすると恋人のように振舞う場合もある。この場合は趣味カノと混同することもあるが育ったらいいな、それまでは本命が出来るまでの遊び相手の女程度に思っている場合が多い。
育て営業は見破る事が出来るか?
率直に言うと出来ない。なぜなら育て営業とは色恋営業、育て営業、本営、趣味カノ全てに当てはまるからだ。
女性側から見破る事はほぼ困難であり本営同様、小さな行動だけが頼りである。
例えば今まではイベントで呼ばれる事もお店で呼ばれる事も無かったが、売り上げが最近悪い・・・など自分から来て欲しいような態度を取られるとわかりやすい。見破る事が困難な理由の一つとして、女性側が気づいて無い事が多いため特にわかりづらい。
なぜなら自分の意思でホスクラで遊んでるだけ!!と思っているからである。
しかし最初に書いたとおり客の意思でお店でお金を使わせるように営業するのが育て営業。
となると自分の意思で担当に会いに行っている、という時点ですでに育った客という事になるのである。
投稿頂いたメールの中でいい例があったのでご紹介します。
初めまして舞と言います!私は初めて路上でホストキャッチをされて今の担当に出会いました。担当はホスト暦が2年ほどで辞めたいとよく言ってました。
毎日連絡が来て電話もよくしていました!「舞は客だと思ってないから弱音を話せる、店にも来なくていいよ」と言われましたがそういう言葉も嬉しくてお金はありませんがたまにお店に行きました。
でも担当が全額出してくれました。遊びに行けば必ず出してくれて、毎日連絡をくれて休みの日も一緒に居ました。
気づいたら好きになってて気持ちを伝えたところ、「ホスト上がるまでは待って欲しい。今はつらい思いをさせるだけだし、上がった時は俺の横に居て欲しいと思ってる」と言われ信じました。お店でも全額出してくれていたので私に嘘をつく理由が無いと思ったからです。半年後が経過した後、お店に来て欲しいと言われました。最低金額でいいし、指名日なのに客を呼べなくてヤバい。頼れるのは舞しかいないと。
いつも出してくれていたのでこれくらいなら!と思いお店に行きお金を使いました。
ありがとうと言われ帰り道に初めて枕をされました・・・彼女と思ってもいいのかな?と思いましたが正式な言葉もなかったのですが特別な女とは思ってくれているのかなと思い、帰りましたがいつもどおり毎日連絡をくれてたまにお店に呼ばれる日が増えてきました。でも気を使ってくれて毎回最低料金です。
私も従業員と仲がいいし楽しめているので自分の意思で遊んでいるつもりでした。
気づけばイベントにも呼ばれ結構なお金を使ってしまいました。払いきれなかったので初めて売り掛けをしてしまいました。信じてるからいいよと言われプレッシャーになりましたが何とか月末までに払うことが出来て落ち着いたのですが、お店に行く頻度も増え売り掛けが当たり前になっていきました。お金が足りなくなってきたので風俗で働き始めると、彼には言っていませんがバレたのかお店で使う金額や呼ばれる回数も増えていき、気づけばドップリとハマっていました。風俗で働いてまでホストにハマってる人ってどうなんだろう?とバカにしてた事もありますが、気づけば自分がその状態になってしまっていました・・・
でもホストを上がったら真剣に考えると言う言葉を信じ、彼を応援し続けついに辞めると言いました。
これで付き合えるのかな、と思い「地元に戻るかもしれないから落ち着いたら連絡する」という言葉を最後に連絡が来なくなりました。後から知った事ですが、彼はホスト時代から付き合ってた本命の彼女がいたようです。
掲示板にすら話題が出てこないので絶対にそんな事はありえないと信じていました。掲示板には枕の話題すら出ていませんでしたが、彼が辞めたとたんに暴露する人がどんどん出てきて彼は何人にも同じ事を言ってたようです。休みの日に私と会っていましたが、寮に帰ると言いながらも他の女性と会っていたのも後から知りました。
以上が私の体験談です。
お便りありがとうございます。
気づくべきだった点は「舞は客だと思ってないから弱音を話せる、店にも来なくていいよ」
ここの部分でしたね。言葉に出すと言う事は相手を信じ込ませるための言葉であって本当に来なくてもいいと思っているホストは言葉にすら出しません。
舞さんが失ったものは数年と言う時間と、自分をお金としか見てなかった男のために風俗に身を沈めてしまった事。
大きな代償でしたが人生は長いです。これからは自分を本気で大事にしてくれる人と将来を描いていってください。